周囲を自然に囲まれた歴史ある日本家屋を大規模改修するプロジェクト
昔から茶畑を営んできたご家族が親世帯から子世帯へ母屋を受け継ぐ際に、
既存の建物の良さを生かしつつ、より快適に家族が生活できるよう改修することが目的。
耐震・断熱・環境はもちろんのこと、子世帯とコミュニケーションを繰り返していくことでこのご家族に合った生活の仕方を少しづつ構築していった。
南側の縁側+和室は既存のまま残したいという事なので、生活のスペースを北側に配置しなくてはならないが、玄関吹き抜けからの光や各居室の欄間部分を開放することで明るく開放的な空間となった。
そしてもともと物置だった2階は階段の位置や形状を変え子供室を配置する際に遊び場であるフリースペースも設けた。
快適になったその場には、今もこれからも自然と家族が集まる。
鈴鹿の家
- 三重県鈴鹿市/改修
- photo by shigeharu yamashita
- 敷地面積:1階 152.80 2階 72.87 ㎡